負傷部位が多い交通事故は注意が必要!
交通事故に遭ってしまい医療機関に通院される方は、身体のどこかしらの場所を負傷していると思います。我々はこの負傷した身体の場所を部位と呼んでいます。この部位が多ければ多いほど、保険会社には交通事故によるけがの程度は大きいと判断されます。またそこに車の損傷程度、交通事故被害者様の年齢性別等が加味され、およその治療期間が決まってまいります。
ここで注意しておかないといけないのは、整形外科での診察や保険会社との電話で、医師や保険会社の人に症状を事細かく伝えるということです。交通事故に遭ったのだからと、けがの程度を1部位と例えば4部位を同じように話したのでは軽い事故と判断されてしまいます。
交通事故当初はそれでもまだかまいませんが、日にちが経つにつれて交通事故患者様に不利な状況になってしまうことを、特に交通事故から時間が経ってから当院に転院してきた患者様で度々見てまいりました。
その点を踏まえまして、普段の整形外科での診察や保険会社の聞き取りなどに臨んでいただきますと幸いです。