5月に小学生の交通事故が多い理由
ここ数日は、小さな子供が交通事故に遭ってしまったというニュースを目にすることが多かったです。
この5月は小学生が一年で一番多く交通事故に遭う月のようです。
なぜでしょうか?
「5月」と「小学一年生」に理由があります。
まずは「5月」。
4月に入学した一年生は入学当初は慣れるまで親御さんと一緒に登校することが多いです。また下校時には学校の先生がグループごとに一人、一緒についてきてくれます。ですが、5月になると親御さんはついていかなくなりますし、集団下校もなくなります。さらに入学当初はあまり知らなかった同級生と仲良くなってきて一緒に登下校するようになります。子供は楽しくなると周りが見えなくなります。
つぎに「小学一年生」。
大人の視野は150度あるのに対して、小学一年生の視野は90度くらいしかなく、視野が狭いために危険を察知する能力が低いです。行動範囲も広がり不慣れな道を歩くことが増えます。また、一年生の身長ですと車からとても見づらく死角が多くなります。もう少し成長してくれば運転手からも認知されやすくなりますし、逆にもう少し幼ければ親御さんが常に手を握って歩いていますので交通事故の可能性が低くなります。また、自転車に乗り出す年齢にもなりますので、さらに危険が伴います。
以上から、5月に小学一年生が交通事故に遭いやすいのがよくわかります。
自動車や自転車に乗る大人が常に注意を払って、少しでも幼い命が守られるように気を付けたいものですね。